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トップ中川まさはるの新・環境講座第5章 持続可能な社会をめざそう! > 2.東日本大震災後の環境問題 3.持続可能な社会の構築
中川まさはるの新・環境講座
 
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2.東日本大震災後の環境問題

平成23年3月11日、三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震が発生しました。壮絶な人的被害、建築物被害が発生したのみならず、震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故によって大量の放射性物質が環境中に放出されました。

震災では、迅速に処理しなければならない膨大な量の災害廃棄物や原発事故に由来する放射性物質に汚染された土や廃棄物などが生じました。特に放射性物質は、最大の環境汚染を引き起こし、我が国のみならず世界の人々にも不安を与えました。

重機によるがれき等の撤去作業の状況 先行除染作業の様子
重機によるがれき等の撤去作業の状況 先行除染作業の様子

また、発電所の停止に伴い電力の供給が落ち込み、全国的に節電の取組が必要となりました。

このように、東日本大震災を通じて、自然の持つ圧倒的な力に対し、社会やシステムの脆弱性など人間の力の限界が認識されるようになったといえましょう。また、大量の資源・エネルギーを消費する今日の社会のあり方を見つめ直すとともに、自然との関わり方や安全・安心の視点を含め、社会を持続可能なものへと見直していく必要性を改めて意識するなど、国民の間に大きな価値観や意識の変化が生じています。


3.持続可能な社会の構築

持続可能な社会に向けた取組

第2章では、地球の温暖化は人類の生存すら不可能にしていく深刻な問題であることを述べました。人類は「低炭素社会」をめざして何としても温暖化の進行を食い止めなければならないことがおわかりいただけたと思います。

第3章では、大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会経済活動に別れを告げ、「循環型社会」を作っていかなければならないことを述べました。

第4章では、豊かな生物多様性は様々な恵みを人間にもたらす源泉であるとともに、人間のみならず、すべての生物の生存基盤であることを述べました。「自然共生社会」を作る必要性を御理解いただけたと思います。

そして本章では、東日本大震災や原子力発電所の事故等を背景に、社会の安全・安心という視点が低炭素社会、循環型社会、自然共生社会、全ての基盤にあるという見方を紹介しました。

それぞれの章で述べた地球環境の危機は、それぞれが単独ではなく相互に悪循環しながら進んでいるのです。この危機に正面から対応し、その解決を図ることによって人間社会の発展と繁栄を確保しなければなりません。そのためには、健全で恵み豊かな環境が地球規模から身近な地域まで保全されるとともに、将来世代にも継承することができる社会を作っていくべきであると考えます。それが「持続可能な社会」と呼ばれるものです。

めざすべき持続可能な社会は、「低炭素社会」「循環型社会」「自然共生社会」の3つの側面を持ちます。そして地球によって生かされているという気持ちを持ちながら、「安全」が確保されることを前提として、3つの側面の統合的な取組を展開していくことが不可欠です。自然との共生を図りながら、人間社会における炭素も含めた物質循環を自然そして地球の大きな循環に沿う形で健全なものとし、持続的に成長・発展する社会の実現を図るべきです。

人類の活動が質量ともに拡大し、環境問題が一層複雑化・多様化している中、持続可能な社会の実現は決して容易ではないでしょう。しかし、健全で恵み豊かな環境を将来世代へと継承していくためには、環境保全を願う気持ちを一つに束ねて、一人ひとりの取組の輪を広げ、力強く後押していくことが今求められているといえましょう。

私は、こうした認識を常に持って、今後も全力で活動を続けてまいる所存です。



以下の文献・資料等を引用・利用させていただきました。
・平成20年版、平成24年版 環境・循環型社会・生物多様性白書(環境省)
・STOP THE 温暖化 2008、2012(環境省)
・生物多様性国家戦略2010(環境省自然環境局)
・第4次環境基本計画(平成24年4月27日)
また、図表や写真等については、環境省の資料等を使わせていただいたものがあります。

 
 

 
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