平成19年5月15日、衆議院第一議員会館の会議室において、このほど来日した国際農業開発基金(IFAD)のカナヨ・ンワンツエ副総裁と地球環境国際議員連盟(GLOBE Japan)所属の超党派の議員との懇談会が開かれました。
ンワンツエ氏は、ナイジェリア出身で、本年3月、国際農業開発基金(IFAD)副総裁に就任、国際農業分野での開発・調査で豊かな経歴を有します。1996年から2006年まで、西アフリカ稲開発協会(WARDA)の所長を務めたほか、国際半乾燥地熱帯作物研究所(ICRISAT)主任研究員、所長代行などを歴任し、インドや西アフリカにおけるプログラムの実施に携わってきています。
開発途上国の農業開発と貧困削減支援を目的として活動する国連機関であるIFADは、1997年よりアフリカを始めアジア、ラテン・アメリカ諸国などを中心に有償・無償資金協力を行っています。
当懇談会においては、地球温暖化がもたらす農業への影響にどのように対応するのか、バイオ燃料の生産を目指した開墾による森林破壊や生物多様性の損失にどう対応していくのか、持続可能な開発を進める上で日本にどのような役割を期待するのか等の問題について熱心な意見交換が行われました。
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カナヨ・ンワンツエ副総裁と |
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IFADのファーハナ・ハーク・ラーマン事業広報部長と |
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