平成19年8月25日、立教大学池袋キャンパスの太刀川記念館で開催された日本ヒートアイランド学会で、私は「ヒートアイランド対策〜国は何をなすべきか〜 」と題する基調講演を行いました。
私は日本ヒートアイランド学会の名誉会長を務めています。日本ヒートアイランド学会は東北大学名誉教授の齊藤武雄先生が会長を務め、大学等でヒートアイランド現象やヒートアイランド対策を研究している学者や建築家、企業の研究部門で仕事をしている方など幅広い専門家や研究者が参加しているユニークな学会です。
基調講演では、私が環境省事務次官当時、ヒートアイランド対策で各省庁の調整などで苦労した思い出話や、平成16年3月に策定された政府の「ヒートアイランド対策大綱」の策定に至る経緯とその内容、さらに毎年実施している同大綱の点検結果などについて説明しました。
参加者から多くの質問が出て熱心な議論がなされ、ヒートアイランド対策の重要性と難しさを改めて認識しました。
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