2月25日と27日の両日にわたり、私は自民党の伊吹文明幹事長と谷垣禎一政調会長らとともに東京都内の中小企業5か所を視察しました。
現場の声を聞き、原油高の影響を把握し、今後の政策に反映させるのが目的です。
25日は、最初に港区西麻布のクリーニング店である(有)港屋総本店でアイロン場や洗濯場での作業を視察しました。
その後、業界団体の役員や店長から「クリーニング溶剤が1年で約15%も値上がりしたが、価格に転嫁できない。」「プラスチックハンガーの仕入れ価格が3年間で約80%値上がりしている。」など、原油高による厳しい実情が説明されました。
次に訪れたのは杉並区和田の古屋運輸(株)です。同社の古屋社長から急激な軽油価格高騰の影響を受ける現在の経営状況について説明を受けました。
我々視察団は燃料価格の変動によるコストの増減分を別建て運賃として設定する、燃料サーチャージ制の導入を推進する考えを示しました。
27日は、足立区新井本町の(有)双葉屋製麺工場を視察しました。製麺業界は原料である小麦価格の上昇分を価格に転嫁できず厳しい状況にあります。
次に荒川区町屋の弘栄商事(株)の製パン工場を訪問しました。製パン業界も小麦やバター、練乳など原材料価格の上昇分の価格転嫁は難しい状況にあります。
最後に荒川区南千住のガソリンスタンド東和興産(株)プレステージ三ノ輪SSを訪問しました。同社の林社長や業界団体の役員の方からガソリンスタンドにおける仕入れコストの負担増や転嫁不足による収益圧迫の実情を聞きました。
私は自民党の中小企業調査会副会長も務めており、今後も原油高に悩む中小企業の支援に全力を尽くしてまいります。
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港区西麻布のクリーニング店を視察
左から中川雅治、谷垣禎一政調会長、伊吹文明幹事長 |
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全国クリーニング環境衛生同業組合役員との懇談の様子 |
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杉並区和田の古屋運送(株)に到着した自民党視察団
(幹事長、政調会長のSPやマスコミの取材陣で大勢となっている) |
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足立区西新井本町の(有)双葉屋製麺工場を視察
左より伊吹文明幹事長、萩生田光一副幹事長、中川雅治 |
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製麺業界の役員との懇談の様子 |
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