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3月5日、自民党の環境部会の中に設けられている環境教育小委員会(委員長愛知和男衆議院議員)のメンバーで、東京都内の環境教育施設とエコ改修した小学校を視察しました。
まず、環境教育施設として、港区立エコプラザを訪問しました。
ここは、毎日アースディ株式会社という毎日新聞社とNPO法人アースディマネー・アソシエーションとの共同事業体が運営する港区の環境教育拠点です。
あきる野市の「みなと区民の森」から切り出した間伐材を使って、木の香りが漂う大空間を設置し、環境教育関係の講義やワークショップ、展示等が行われています。
都心で、あきる野の森の木の香りを味わいながら、自然の大切さを学ぶことのできる施設で、そこに働くスタッフの方々の情熱とアイデアのすばらしさに感激しました。
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港区立エコプラザで概要説明する武井雅昭港区長(左端) |
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港区立エコプラザを視察する中川雅治(右端) |
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港区立エコプラザを視察する中川雅治(右端) |
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次に訪問したのは、すみだ環境ふれあい館です。
ここには「環境学習室」「雨水資料室」「関野吉晴探検資料室」があります。 「環境学習室」には、地球の環境や資源に関する問題を紹介した「時間の部屋」、「起源の部屋」、「循環の部屋」、リサイクル体験学習などができる「環境工作室」などがあります。 「雨水資料室」は、世界でもユニークな雨水や雨水利用のことに関する資料室です。これは、墨田区に活動拠点を置く「雨水市民の会」の手によって企画制作されました。ここでは、 雨水が世界の人々の暮らしと文化をどのように支えてきたかを学ぶことができます。 「関野吉晴探検資料室」には、地元出身の探検家である関野吉晴氏が南米の最南端からアラスカ、シベリア、アジアそしてアフリカまでを踏破した「グレートジャーニー・5万キロ」の足跡が展示されています。世界のさまざまな気候と風土が育む多様な暮らしと文化の展示は、地球人として生きるということはどういうことか、真の豊かさとは何かを私たちに問いかけてくれます。
(墨田区公式ウェブサイト 参照)
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すみだ環境ふれあい館で、雨博士として知られる村瀬誠氏 (右端、NPO法人雨水市民の会事務局長、京都大学防災研究所非常勤講師) の説明を聞く中川雅治(左端) |
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すみだ環境ふれあい館を視察する中川雅治(中央)、 左は雨博士として知らせる村瀬誠氏 |
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すみだ環境ふれあい館で雨博士として知られる 村瀬誠氏(右)の説明を聞く中川雅治(左) |
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次に、我々一行は環境省の学校エコ改修と環境教育事業モデル校として取り組んでいる荒川区第七峡田(はけた)小学校を訪問しました。
この事業の目的は、校舎や校庭をエコ改修する施設整備のみならず、そのプロセスや改修後の学校を生きた教材として環境教育の推進に役立てていくことです。
教室の窓を複層ガラス化し、屋上は防水改修し、緑化しています。又、屋上に太陽光パネルを設置し、体育館も太陽熱暖房としています。
子ども達が自然にふれることができるようビオトープも作られています。
学校そのものを、子ども達だけでなく地域住民にも環境教育の生きた教材として提供活用している荒川区立第七峡田小学校の取り組みに敬意を表すると同時に今後のさらなる取り組みを期待します。
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荒川区立第七峡田小学校で西川太一郎荒川区長(立っている人)の説明を聞く |
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荒川区立第七峡田小学校のビオトープを視察する中川雅治(左から2人目) |
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荒川区立第七峡田小学校の体育館を視察する中川雅治(右) |
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現在、自民党環境部会環境教育小委員会では、環境教育の充実、普及を図るため、「環境保全活動・環境教育推進法」の改正作業を行っています。
本日の視察はこの改正作業を進めるうえで大変参考になりました。 |
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