衆議院、参議院とも、本会議で法律案を採決するに当たっては、まず、それぞれの院に設けられている常任委員会等で審議をし、その結果を委員長より報告することになっています。
　3月31日、私は参議院文教科学委員会で審議をした法律案についての審議結果を参議院本会議に委員長として報告しました。
　3月31日は、年度末で、翌年度から直ちに実施する必要がある施策に関する法律を成立させなければならないので、多数の法律案が参議院本会議に上程されます。文教科学委員会所管の法律は、「独立行政法人に係る改革を推進するための文部科学省関係法律の整備等に関する法律案」という長い名前の付いた法律案ですが、その内容は国立高等専門学校の再編と、国立国語研究所の業務の人間文化研究機構への移管等行政改革を進めようとするものです。
　文教科学委員長として委員長報告のために、参議院本会議場の壇上に立ったのは今日がはじめてでした。緊張しましたが、報告を終え、採決の結果、賛成多数で当該法律案が可決、成立するのを見届け、委員長としての職責を一つ果たすことが出来たとほっとしました。