6月23日は、太平洋戦争末期の沖縄戦の犠牲者を悼む「慰霊の日」です。
66年前のこの日、沖縄では史上稀にみる熾烈な地上戦により20万人余りの尊い命を失い、旧日本軍の組織的戦闘が終結しました。
最後の激戦地だった糸満市摩文仁の平和祈念公園では、毎年沖縄県主催の「沖縄全戦没者追悼式」が執り行われています。
今回の追悼式には、多くの遺族のほか、菅直人内閣総理大臣、横路孝弘衆議院議長、西岡武夫参議院議長、仲井真弘多沖縄県知事ら政府、国会、沖縄県関係者約5000人が参列しました。
私は参議院沖縄・北方問題特別委員長として参列しました。
参列者は、まず正午の時報に合わせて、1分間黙とうをし、悲惨な戦争で犠牲になった人々の御霊に祈りをささげました。
その後、菅総理、横路衆議院議長、西岡参議院議長らに続いて、私は参議院沖縄・北方問題特別委員長として献花をしました。
仲井真沖縄県知事は式典での平和宣言の中で「過酷な体験のなかから、私たちは、二度と戦争の悲劇を繰り返さないことと、平和こそ何物にも代えがたいものであることを深く学んだ。この教訓を土台に、沖縄県民は復興と発展の道を力強く歩んできた。しかし、その一方で、県民は依然として過重な基地負担を強いられており、基地から派生する事件や事故、騒音に悩まされている。安全・安心な県民生活はいまだに実現していない」と強調しました。
私達日本国民は悲惨な沖縄戦の実相を風化させず、心に刻み続けて、次世代に平和の大切さを教えていかなければならないと思います。私は、今回、沖縄全戦没者追悼式に参列し、このことを痛切に感じました。そして、今なお続く沖縄県民の基地負担軽減のため、政治は全力を尽くすべきであると改めて決意いたしました。
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沖縄全戦没者追悼式に参列した中川雅治(左端) 右端より菅直人内閣総理大臣、横路孝弘衆議院議長、西岡武夫参議院議長
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献花をしている中川雅治(左から2人目) |
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平和宣言を読み上げる仲井真沖縄県知事 |
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沖縄全戦没者追悼式開始直前の会場の様子 |
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「かりゆしウェア」 |
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かりゆしウェアは、沖縄の夏を快適に過ごすとともに、沖縄のイメージアップを図るために考えられたウェアです。
沖縄県内では、かりゆしウェアは夏の正装として定着しており、当日は喪服のかりゆしウェアを着用して沖縄全戦没者追悼式に参列しました。
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