7月28日に開かれた参議院環境委員会で私は江田環境大臣らに被災地のがれき処理の促進、再生可能エネルギーの推進等について質問しました。
まず、冒頭私は「松本前環境大臣が防災担当大臣を兼務していたことが当委員会でも問題とされたが、今回も江田法務大臣が環境大臣を兼務することとなり、菅総理の環境行政に対する姿勢が疑われる」と指摘しました。
私は、7月初めに釜石市、大槌町、宮古市に行き、がれき処理に当たっている市の担当者などから直接話を聞き、又、岩手県庁で上野副知事らから国への要望などを伺いました。
こうした現場の声をも踏まえ、私は、がれき処理を促進するために、
@市町村の事務について、国や他県の自治体の方を含め、さらなる応援体制をとること
Aがれきの処理費用は国が負担することになっているが、市町村の現場にはお金が渡っていないので、概算払いという制度をもっと弾力的に運用する必要があること
B国は焼却場や最終処分場を確保するため自治体間の協力が得られるよう広域的な視野に立ってもっと努力すべきであること
C塩分を含んだがれきの処理技術や処理体制を国において確立しておくこと
DアスベストやPCBなどを含むがれきの処理に当たっての対策の徹底と関係者への周知を図ること
E放射性物質による汚染廃棄物の処理については環境省が責任を持つこと、そのための予算、人員もしっかり確保すべきこと
等を主張し、政府の考えを質しました。
政府側からは基本的にはいずれについても前向きな答弁が得られました。
続いて、私は再生可能エネルギー推進についての環境省の考え方を質しました。
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参議院環境委員会で質問する中川雅治 |
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参議院環境委員会で質問する中川雅治 |
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参議院環境委員会の様子 |
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