9月20日、私が副理事長を務めるNPO法人「環境立国」主催の「環境草奔塾」で、私は「これからのエネルギー政策」について講演しました。
「環境草奔塾」は次世代の環境リーダーを育成するため、大手企業の環境部門で働く中堅職員や地方自治体で環境の仕事に携っている中堅職員などを対象に、約1週間泊まり込みで行う研修プログラムです。
今回の会場は伊東市のルネッサ赤沢で、講師は大学教授、研究所の研究員、各省の環境担当職員などにお願いし、朝から晩まで皆で勉強し、議論を戦わせる充実した合宿研修になっています。
私は研修の最終日に「これからのエネルギー政策」というテーマで講演しました。
私はまず、今までの原子力推進政策を反省すべきであると、具体的な経験談を交えて話しました。そのうえで、脱原発派対原発維持派という対立構図に持ち込んでイデオロギー的、感情的になるのではなく、短期的な視点、中長期的な視点等様々な角度から冷静に議論することが必要であると強調しました。
又、再生可能エネルギー、新エネルギーの開発、推進はこれからの当然の方向であるが、それぞれのエネルギーには長所、短所があることを踏まえ、エネルギーのベストミックスを目指すべきであると主張しました。講演の後、参加者からの質問を受けました。
今回の合宿研修に参加した方々がそれぞれの企業や地方自治体を背負って環境リーダーとして活躍される時が来ることを期待しています。
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「環境草奔塾」で講演する中川雅治(左端で立っている人)と受講生の皆さん |
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「環境草奔塾」で講演する中川雅治 |
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