1月4日から10日まで、リニューアルされた東京都美術館(上野)で第67回日本書道美術院展(日書展)が開催されます。
日書展は財団法人日本書道美術院が毎年1回新春のこの時期に開催する書の祭典で、書壇の代表的作家約1100名と、一般より公募の熱意みなぎる入選作品を加えて、現代書道の作品の大山脈を築きあげています。
日書展ではいくつかの賞を設けて優れた作品に授与していますが、中でも日本書道美術院の役員の作品に授与される書道界で最も栄誉ある賞が「サンスター国際賞」です。
私は昨年に引き続いて、飯島春美日本書道美術院理事長、大谷洋峻同常務理事、糸賀靖夫毎日書道会専務理事、名児耶明五島美術館学芸部長、西林昭一跡見学園女子大学名誉教授ら書道界の権威や学識経験者等とともにサンスター国際賞の選考委員に任命されました。
1月4日の開催初日に厳正な審査を行い、かな部門の荻原玉汀氏へサンスター国際賞を授与することに決定しました。
毎年のことながら、日書展のすばらしい作品の数々を拝見して、日本の伝統文化である書道を将来にわたって何としても引き継いでいきたいという思いを改めて強くしました。パソコンが普及している現代社会だからこそ書道の魅力は一段と大きなものになっています。昭和22年12月、日本の再建とともに発足した書道の総合団体である日本書道美術院と我が国書道界のさらなる発展のために私もお役に立つよう努力いたします。
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日書展サンスター国際賞の選考の様子 |
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(財)日本書道美術院理事長の飯島春美先生と |
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日書展の会場の様子 |
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日書展祝賀会の会場でサンスター国際賞受賞者の荻原玉汀さんと |
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荻原玉汀さん(左から2人目)とそのお弟子さん達と |
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