参議院憲法審査会は、1月13日、今通常国会で初の会合を開き、二院制の是非や問題点について審議をしました。安倍内閣発足後最初の審査会となります。
本日の審査会では、初めに、事務局より平成17年4月にまとめられた参議院憲法調査会「二院制と参議院の在り方に関する小委員会」の報告書の概要について説明があり、続いて各党の委員が意見を述べました。
私は、「一院制で圧倒的多数を占める与党が存在すると、時として独裁政治になりかねない」と指摘し、「良識の府、再考の府としての参議院の役割を維持すべきである」と述べました。又、衆参ねじれの下では決められない政治が続くとの批判に対しては、「昨年8月に民主・自民・公明の3党合意により成立した社会保障・税一体改革関連法の例をモデルケースとし、与党も野党も経験した政党が大人の対応をすることによって決められる政治を実現することが出来る」と主張しました。さらに、「衆議院は政権を創る使命を持っているから政党本位にならざるを得ないが、参議院は個人本位とするとか、参議院議員には党議拘束をかけないとか様々な対応をすることによって衆参ねじれの下でも決められる政治を実現することは可能である」と述べました。
自民党、公明党、民主党、共産党、社民党の各議員は二院制を支持し、みんなの党、日本維新の会の各議員は一院制導入を主張しました。
次回は4月3日に開催し、二院制の意義をめぐって参考人の意見を聞いて質疑を行う予定です。
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参議院憲法審査会の様子 |
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参議院憲法審査会で発言する中川雅治 |
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参議院憲法審査会開催に先立って開かれた幹事会のメンバー (右側奥から2番目が中川雅治) |
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