5月15日、平成25年度予算が成立しました。
平成25年度予算案は2月28日、国会に提出され、4月16日、衆議院で可決され、参議院に送られてきました。
私は、参議院予算委員会の委員に指名され、予算委員会での連日の審議に参画しました。首相出席が原則の集中審議は6日間で計30時間に及びましたが、野党側の質問は予算案の審議とは直接関係ないものも多く、あら探し的な質問も見られ、審議自体は決して実りあるものとは言えませんでした。
5月15日に、予算委員会の審議が終結し、参議院本会議で採決が行われました。採決に先立ち、私は参議院本会議場で与党を代表して賛成討論に立ちました。
私は、平成25年度予算案に賛成する理由として、次の3点をあげました。
第一は、この予算案が、アベノミクスの3本目の矢である「民間投資を喚起する成長戦略」につながる分野に重点を置いていること
第二は、この予算案が、震災復興の加速と事前防災・減災、暮らしの安心といった、国民生活の安全・安心に大きく寄与する分野に力を入れていること
第三は、この予算案が財政規律の維持に配慮し、必要な歳出の削減・適正化を行っていることであります。
私の賛成討論、野党の反対討論の後、平成25年度予算案の採決が行われましたが、参議院は与党少数のため、賛成110票、反対124票で否決されました。その後、両院協議会が開かれましたが、不調に終わりました。
憲法の規定に基づき、予算案は衆議院の議決が優越することとされているため、5月15日平成25年度予算はようやく成立しました。
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参議院本会議で平成25年度予算案の賛成討論をする中川雅治 |
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上段右より安倍総理大臣、麻生財務大臣 |
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上段は平田参議院議長 |
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参議院本会議の様子 |
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