1月4日から10日まで、上野の東京都美術館で第68回日本書道美術展(日書展)が開催されます。
日書展は一般財団法人日本書道美術院が毎年1回新春のこの時期に開催する書の祭典で、書壇の代表的作家約1000名と、一般より公募の熱意みなぎる入選作品を加えて、現代書道の作品の大山脈を築きあげています。
日書展ではいくつかの賞を設けて優れた作品に授与していますが、中でも日本書道美術院の役員の作品に授与される書道界で最も栄誉ある賞が「サンスター国際賞」です。
私は本年も、飯島春美日本書道美術院理事長、糸賀靖夫毎日書道会専務理事、名児耶明五島美術館学芸部長、西林昭一跡見学園女子大学名誉教授、鈴木久美子サンスター轄L報室長ら学識経験者とともにサンスター国際賞の選考委員に任命されました。
1月4日の開催初日に厳正な審査を行い、かな部門の慶徳紀子さんへサンスター国際賞を授与することに決定しました。
毎年のことですが、すばらしい作品の数々を拝見すると、日本の伝統文化である書道を将来にわたって何としても引き継ぎ、さらに発展させていきたいという思いを強くします。漢字作品の雄渾さ、かな作品の優麗さは芸術であると同時に日本の伝統文化の礎を感じさせます。昭和22年12月、日本の再建とともに発足した書道の総合団体である日本書道美術院と我が国書道界のさらなる発展のために私もお役に立つよう努力いたします。
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日書展でサンスター国際賞の選考をする中川雅治 |
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サンスター国際賞の選考をする中川雅治と飯島春美理事長 |
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サンスター国際賞の選考をする中川雅治と鈴木久美子サンスター轄L報室長 |
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日書展の入場口 |
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