3月25日から30日まで国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の総会が横浜市で開かれます。
IPCCは世界気象機関と国連環境計画が1988年に設立した組織で、世界各国に温暖化の影響、政策に関する科学的知見を提供しています。現在195か国・地域が参加しています。IPCCの議長はインド出身のラジェンドラ・パチャウリ氏です。
IPCCの総会に先立ち、福岡県宗像市でパチャウリ氏の出席を得て環境問題に関するシンポジウムが開催されました。シンポジウム終了後、パチャウリ氏は宗像大社を参拝されました。
私は宗像大社の高向正秀宮司、葦津敬之権宮司の招きで同日、宗像大社を訪問し、宗像大社の社務所応接室で、パチャウリ氏と地球温暖化対策等について懇談し、意見交換することができました。
その後、私はパチャウリ氏ほか随行の方々と共に葦津敬之権宮司の案内で宗像大社を見学いたしました。
宗像大社は、皇室のご先祖であられます天照大御神の三柱(みはしら)の姫神様をお祀りしています。
宗像大社には、数多くの神宝が伝えられてきました。それらは、現在まで連綿と続く宗像三女神への信仰や、大和朝廷の時代から戦国時代にかけての日本と東アジアの対外交渉史を反映するものです。10万点にのぼる神宝は学術的に高く評価され、そのほとんどが国宝、重要文化財に指定されています。(宗像大社作成の資料より)
これらの神宝の一部が展示されている神宝館を私はパチャウリ氏らと共に見学しました。
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ラジェンドラ・パチャウリ氏と懇談する中川雅治(右) |
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宗像大社の参拝者芳名帳に署名するパチャウリ氏 |
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右から二人目がパチャウリ氏、中央が高向正秀宮司 |
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