平成28年度予算案は3月1日、衆議院本会議で可決され、参議院に送付されました。
3月2日、3日の両日参議院予算委員会で安倍総理大臣はじめ全閣僚が出席し、基本的質疑が行われました。その様子はNHKがテレビ中継しました。
私は3日の午前中に質問に立ちました。
最初に、最近悲観的な見方が出ている世界経済の現状と今後の見通しについて、石原経済再生担当大臣に質問しました。石原大臣は「世界経済のファンダメンタルズが大きく揺らいでいるという認識は持ち合わせていない。多くの先進国では経済活動の緩やかな拡大が続いている」との認識を示しました。
続いて、安倍総理大臣に日本経済の現状認識と今後の見通しを聞いたところ、安倍総理大臣は、「日本経済のファンダメンタルズはしっかりとしたものである」との認識を示し、「我が国経済の先行きについては、雇用・所得環境の改善が続く中、民需に支えられた景気回復が見込まれる」とし、「今後とも、国際社会と連携しながら、内外の情勢を注視しつつ、雇用の改善や金利の上昇を通じた経済の好循環を継続させていかなければならない」と述べました。
私は黒田日銀総裁にもマイナス金利導入のねらいと個人預金金利がどうなるのか等について質問しました。
さらに、林経済産業大臣に、中小企業や小規模事業者の方々がアベノミクスの果実を手にしていただけるようにするための施策について質問しました。
林大臣は、現在検討中の中小企業等の生産性向上を支援する法案等について説明したうえで、「あらゆる施策を総動員して、地域の中小企業・小規模事業者にその活力を最大限発揮していただけるよう取り組んでいきたい」と述べました。
また、私は、安倍総理大臣に、「同一労働同一賃金についてどういうイメージを描いているのか、さらにそこに向けてどういう道筋を考えているのか」と質問しました。
安倍総理大臣は、同一労働同一賃金について、「我が国の労働慣行には十分に留意しつつ、同時にちゅうちょなく法改正の準備を進めていく」と述べました。
さらに、塩崎厚生労働大臣に、保育人材の確保についての考えを聞き、最後に遠藤東京オリンピック・パラリンピック担当大臣に「パラリンピックの無形のレガシー」の重要性を指摘したうえで、その創出、形成にどのように取り組んでいくのか質問しました。
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参議院予算委員会の様子 |
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参議院予算委員会で質問する中川雅治 |
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参議院予算委員会で質問する中川雅治 |
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参議院予算委員会の様子
(左側に立って答弁しているのが安倍総理) |
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